<広島6-6中日>◇13日◇マツダスタジアム

 広島の前田健太投手(24)はマウンドが合わず、5回4失点と本来の投球ができなかった。投球動作で踏み込む時に左足が滑り、球威のある球を投げられなかった。「打者どうこうじゃない。投げるたびに怖さがある。滑りたくない一心で、強く踏み込めなかった」と納得のいかない様子だった。

 地の利があるはずの本拠地だが、この試合は前田健だけでなく、登板した広島の投手全員が違和感を持ったという。エースは「ホームなのに味方が気持ち良く投げられないのはどうなのかな」と話した。