広島は12日、広島市内の病院で東出輝裕内野手(31)が右手中指末節骨折、ニック・スタビノア外野手(30)が左膝の前十字靱帯(じんたい)損傷および内側半月板損傷と診断されたと発表した。東出は本格的な練習再開まで2カ月、ニックの全治は数日間経過を見てからの判断になるというが、ともに長期離脱は必至となった。

 右肘故障の栗原に続いて主力2選手が離脱する事態に、球団幹部は新外国人選手の補強に言及し「リストの中から何人か探していく。取れる取れないの問題はあるが、努力はする」と話した。

 東出は10日のオリックス戦の守備で痛めた。ニックは11日のオリックス戦で打者走者として一塁を駆け抜けた際に故障した。東出は今季53試合で打率2割3分5厘、16犠打。ニックはいずれもチームトップの9本塁打、24打点を挙げていた。