<西武4-11広島>◇17日◇西武ドーム

 広島前田智徳外野手が、41歳での初安打をマークした。今月14日に誕生日を迎えたベテランは、8回1死一、二塁で代打で登場。西武岡本篤志投手(31)の外角直球を中前にはじき返し、4試合連続の打点を挙げた。「41歳初ヒットはうれしいですね。今年で最後の年ということにしといてください」とジョーク混じりに喜びを表現した。

 試合前練習中でも、3年目の堂林翔太内野手(20)を呼んでアドバイスを送るなど、グラウンド外でも頼れる存在だ。「のびのび、ダメ元で空振りをしてもいいから、開き直って行けと僕は言っている。元気な選手と、年寄り合わせて、攻撃陣で少しでも点を取って、少しでもいい方向に行けばいい」と、リーグ戦に向けチーム一丸での逆襲に意気込んだ。