今年は開幕から、やりくりです。ヤクルト小川淳司監督(55)が、早くも選手の起用に苦慮することになった。左内転筋肉離れのバレンティン、左足首痛の川端を開幕の登録からはずした。「どこに合わせるということはしない。慌てることは考えない。よくなってからです」と無理をしない方針。それでも「ライトはどうしようか、センターは…。ショートは森岡か川島か…」と悩ましい。

 そこでロッテからの移籍会見を終えたばかりで、27日から合流予定だった田中をユニホームの間に合わない中で練習に参加させた。本職は捕手ながら「内野手もできるという方向でもアピールしてほしいと監督から言われました」と、田中はユーティリティープレーヤーとしての貢献を誓っていた。