<ソフトバンク1-9楽天>◇31日◇ヤフオクドーム

 ソフトバンクが連敗で開幕カードを1勝2敗と負け越した。

 秋山幸二監督(50)は開口一番、「何もない、いいことが」と吐き出した。「初回だろうな」。

 振り返ったのは1回1死一、三塁のシーンだ。フルカウントからウィリー・モー・ペーニャ外野手(31)がど真ん中を見逃し三振。一塁走者の内川聖一外野手(30)が二塁を伺い、捕手の二塁送球で三塁走者の本多雄一内野手(28)が本塁を狙ったが、三本間で挟まれ、アウト。先制チャンスはついえた。

 「ポンちゃん(本多)の思い切りだけでしょ。あそこはもう(本塁に)行かないといかん。(二塁送球が)あの高さで入って、なあ…。その前にペーニャがど真ん中を見逃している。そこが一番の問題。そこ、困っちゃう」。

 流れをつかめず、打線は散発6安打で勝敗のほぼ決した9回の1点止まり。投手陣も13安打9失点と打ち込まれ、秋山監督のボヤキは2分間に及んだ。