阪神能見篤史投手(33)が24日、左手中指の爪が割れたため、1軍出場選手登録を抹消された。

 23日中日戦(ナゴヤドーム)に先発したが、4回4失点で降板していた。この日、同カードの練習前に杉本一弘チーフトレーナーが「少し爪の方が浮いてきている。広がってくると(回復に)時間がかかる」と説明した。16日巨人戦(東京ドーム)で登板した際に負傷したもので、完全な回復に至っていなかった。9連戦の初戦で大黒柱が悪夢の離脱。先発ローテーションの再編を強いられることになった。

 能見は今季、4試合に先発して1勝2敗、防御率3・12。この日は帰阪せず、チームに残留して練習を行う。