フリーアナウンサー徳光和夫(72)が5日、長嶋茂雄氏(77)松井秀喜氏(38)の国民栄誉賞の表彰式と松井氏の引退セレモニー後に都内で会見した。感動のあまり「3分の1は泣いてました」という。

 まず、長嶋さんがグラウンドに元気な姿を見せた時に泣き、松井さんの引退セレモニーと国民栄誉賞のあいさつでも泣いた。「松井さんの謙虚な人柄に男が男にほれるような感じで熱いものがこみ上げてきました」。

 さらに、長嶋さんが安倍晋三首相から金のバットを受け取る際、松井氏が手を差し伸べていた様子や、会場を後にする際、長嶋氏と師の影を踏まない位置で松井氏がファンにあいさつした様子に、「師弟だな」とまた泣いたという。

 徳光アナは長嶋氏とは数カ月前に食事をしたというが、当時はこの日よりふっくらとした印象だったという。「スリムで躍動感がないとスポーツマンと言えないというのが長嶋さんの美学。そういう姿に整えてきたようだ」と語った。

 また「僕の直感」としながら「松井氏がOKすれば巨人の監督があり得ると思う。長嶋さんは間違いなく指導者になりなさいと言っていると思う。彼は先輩への配慮があり、簡単にOKしないと思うが、見てみたい」などと語った。