ヤクルト本社の株主総会が25日、都内ホテルで行われた。4月26日に戦略提携の解消を発表した筆頭株主である仏食品会社ダノンについて、根岸孝成社長は今月13日にダノンのリブー会長兼CEOがヤクルト本社を訪れ「今後の両者の友好関係を確認した」と明かした。

 株主からの質疑応答では、ヤクルト球団に関して「けが人が多いのはどうしてなのか」「けが人の一覧表が欲しい」「高卒で入ったのにたばこを吸っている選手は、ヤクルト球団に入ってから吸っているはずなのに、健康飲料を扱うヤクルトで喫煙をだれも注意しない環境はどうなのか」などの質問があった。

 株主総会後、衣笠剛球団社長兼オーナー代行は「不注意によるけがは昨年より減ってきているが、株主総会で何人か同じような(故障関連の)声が出ている。もう1回フロントで連係しながら、よりけがをしないようにしたい。喫煙は20歳になっていないのに吸っている選手は聞いたことがない。個人の嗜好(しこう)の話になるが、球団の姿勢としては禁煙をうながしていきたい」と話した。