<西武11-4ロッテ>◇25日◇西武ドーム

 先発バッテリーのふがいなさに、伊東勤監督(50)が怒りをあらわにした。

 1-4で迎えた5回、唐川侑己投手(24)が先頭から3連打を浴びてさらに1点を失い、一、三塁に走者を残して降板。緩急を有効に使えず、9安打7失点(自責6)で7敗目を喫した。

 後半の開幕戦となった前日は、一丸となって白星スタートを切った。苦手としている西武、楽天との対戦から始まるだけに、首位奪還のためにも勝ち越しておきたいカードだった。

 伊東監督は「先発が試合を壊した。今日の試合の重要性を全然分かってない。何のために昨日みんなで弾みをつけたのか。情けなさすぎる。(捕手の)金沢も配球を分かってない。カーブを使えと言ったのに。まるで速球派投手をリードするような配球だった。あの真っすぐで抑えられるわけない。漠然とやりすぎ。本当に勝ちたいのか、全然気持ちが伝わってこない。明日からうちより上のチーム(楽天)に借りを返さなきゃいけないのに。残念でしょうがない」と怒り心頭だった。