楽天は12日、本拠地Kスタ宮城の客席を増やす改修工事を行うことを発表した。内野三塁側後方に936席、外野左中間の芝生席後方に1249席の特設スタンドを設置する。収容人数は現在の2万3466人から、2万5651人となる予定だ。三塁側後方席は8月下旬、左中間後方席は9月上旬に完成予定で、総工費は約4000万円。

 Kスタ宮城で会見を行った立花陽三社長(42)は「チケットが買えないというお客さまの声を聞き、どうにかして席を作れないかということを検討し、増席を決めました」と話した。また、04年の球界参入時に日本野球機構(NPB)から増席を要望され、目標としていた収容人数2万8000人については「努力目標として、クリアしていこうと思っている」と、クライマックスシリーズ、日本シリーズに向け、今後さらなる増席も計画していることを明かした。