<ヤクルト2-6広島>◇11日◇神宮

 ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が3試合連発で決めた。6点リードされた6回2死走者なしで、広島大竹の147キロ外角直球を右翼席に運んだ。

 122試合目で、王貞治(巨人)らが持つシーズン最多55本塁打のプロ野球記録に並んだ。

 一塁ベースを回って打球を確認すると、右こぶしを右翼席方向に向けてガッツポーズしたバレンティンは「アウトコースのボールを逆らわず、うまく運ぶことができた。神宮で打てたことがうれしいし、ヤクルトファンが集まるライトスタンドに入れることができたことも、とてもうれしい。偉大な選手に並べたことを大変光栄に思うとともに、まずはホッとしている」と率直な心境を明かした。