プロ野球の加藤良三コミッショナー(72)は19日、東京都内でのオーナー会議で、統一球を今季から飛びやすく変更しながら公表していなかった問題の責任を取って辞意を表明した。

 プロ野球の加藤良三コミッショナーは記者会見で硬い表情を崩さず辞任の理由などを語った。

 -辞任する最大の理由は

 加藤良三コミッショナー

 統一球問題についてお騒がせし、ご迷惑を掛けた。そのことが非常に大きな要因。2020年は東京に五輪がやってくる。スポーツが前に進む時期。野球もなるべく早くフレッシュなスタートを切った方がいい。

 -統一球問題は今も不祥事と思っていないか

 加藤良三コミッショナー

 事実関係はこうだったと、申し上げてきたことに変化はない。非常に大きな失態があったことも申し上げてきた。そのことも明確にしてきた。

 -なぜこのタイミングなのか

 加藤良三コミッショナー

 私が知っている限りのことは全て第三者委員会に話した。それを反映した報告書が出てくることを確信している。

 -統一球問題に責任を感じているか

 加藤良三コミッショナー

 コミッショナーとして統一球問題についてこういう展開になったことは非常に遺憾に思う。関係者の皆さんにおわび申し上げる。