<ヤクルト0-1巨人>◇1日◇神宮

 ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が、大台の60号を持ち越した。

 それでも3打数1安打で打率は3割3分2厘をキープ。「ヒットが出てよかったよ」と、ホッとした表情だった。

 しかし、7月から痛めている左アキレス腱に張りが出たため自ら途中交代を申し出て、8回の守備からベンチに下がった。試合前から気遣う首脳陣に対して「出たい」と、志願してのスタメン出場だった。「痛みはあるけど、あしたも出るよ」と、自分を鼓舞するように元気に言って帰宅した。

 ライバルのDeNAブランコには打点で6点差をつけられている。残り5試合。三冠王を獲得するためギリギリの戦いは続く。