<セCSファーストステージ:阪神4-7広島>◇第2戦◇13日◇甲子園

 広島が2連勝で、CSファーストステージを突破した。2回1死一塁で、左翼手のブラッド・エルドレッド内野手(33)の好捕で流れを引き寄せる。6回1死三塁からキラ・カアイフエ内野手(29)の適時二塁打で同点に追いつくと、なおも、2死三塁でエルドレッドの左前打が決勝点となった。その後も、梵英心内野手(33)小窪哲也内野手(28)菊池涼介内野手(23)の適時打で加点し、勝負を決めた。

 野村謙二郎監督(47)は、エルドレッドの守備に「あれは、ビックリしたね」と驚いた。犠打がことごとく得点に絡むなど、采配がことごとく的中したが、「僕は普段通り。選手がひるむことなく、勢いを感じる中で、サインを実行してくれている。先制のホームランを打たれたけど、接戦になればどうにかなると思っていた。中盤のいいところで外国人が打ってくれた。みんながよくがんばってくれた」と選手をたたえた。