今季国内FA権を取得した広島大竹寛投手(30)が28日、マツダスタジアム内の球団事務所で残留交渉を行った。

 条件提示などはなかったが、球団側からの残留要請に対し、大竹は「ありがとうございます」と感謝する一方で「時間もあるしじっくり考えたい」と、熟考する構えだ。

 交渉役の鈴木球団本部長は「大竹はローテーション投手だし、今の戦力に上乗せして来季は優勝争いをしなきゃいけない」と慰留に全力を挙げる。

 同じくFA権を持つ石原慶幸捕手(34)、永川勝浩投手(32)も交渉を行い、石原は条件提示を受け「持ち帰って考える」と態度を保留した。永川勝は「球団に必要とされるなら、FAする理由はない」と残留する意向を明かした。