中日森野将彦内野手(35)が6日、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の1億7000万円で更改した。

 FA権を行使せずの残留で変動制の2年契約を結び、背番号は本人の希望でプロ入り時につけていた7に変更することも決まった。今季134試合に出場して打率2割8分6厘、16本塁打、51打点。

 森野は「思ったより高く評価してくれていました」と笑顔で話した。一方で封印したFA権については「今年は開幕戦にも出られなかったし、5月の時点ではFAするつもりだった。結果を残して他球団に欲しいと思ってもらえる選手にならないと、と思っていた」と告白。10月15日の落合GMとの交渉で「必要とされていることが伝わった」ことが残留の決め手になったと、スッキリした表情だった。(金額は推定)