今季限りで引退した元西武の石井一久氏(40)が10日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」のスポーツコーナーに出演した。

 司会の関口宏から「引退して悔いはないですか?」と問われ「お腹いっぱいです」と石井節で答えた。出演する張本勲氏は「球が速い。タテのカーブもあった。(元巨人の)松井もきりきり舞いだった。金田さんみたいだった」と話した。

 話題は楽天田中投手の日本シリーズでの連投に。同シリーズの観戦にも行ったという石井氏は「球場は熱気があった。東北に楽天ありという感じで根付いている。(連投については)ボクなら断っちゃう。160球投げたら、次の日は大変。あそこまでのパフォーマンスは見せられない」と語った。

 張本氏は田中の連投について「(この問題は)難しいね。肩を痛めたら終わり。私が監督だったらストップさせる」と話した。

 田中のメジャー移籍について、新ポスティング制度の導入を巡る動きが暗礁に乗り上げたことに関し、02年にポスティングシステムでドジャースに入団した経験のある石井氏が言及。「ボクはたまたま行きたかったドジャースだった。もう少し早く(新ポスティング制度の)協議をしていれば。(田中のメジャー移籍は)ボクは行ってほしい」と思いやっていた。