阪神岩田稔投手(30)が23日、兵庫・西宮市の甲子園球場内で「1型糖尿病研究基金」への寄付金の贈呈式に臨んだ。

 岩田も高校2年冬に発症。09年から1勝につき、10万円の寄付を行っており、今季は2勝で20万円をNPO法人日本IDDMネットワークに贈った。

 岩田は「いつも気持ちを持っているのですが、なかなか結果が出なかった。僕のモチベーションにもなります。同じ病気の人もしっかり応援してくれていますし、応援してくれている方に返さないと」と話した。

 1型糖尿病は生活習慣とは無関係に、膵臓(すいぞう)からインスリンが完全に出なくなる症状。同ネットワークは1型糖尿病の根治につながる先進医療の研究促進のため「1型糖尿病研究基金」を設立している。