今季限りで現役を引退した山崎武司氏(45)が31日、中日の来季苦戦を激辛予想した。愛知・常滑市のとこなめボートで岩瀬仁紀投手(39)とトークショーに出演。来季から野球評論家に転身する山崎氏は「いいものはいい、悪いものは悪いとハッキリ言います」と宣言した。

 そして司会者が「来シーズン中日が優勝すると思う人は?」と問うとお客さんの拍手はまばら。山崎氏は「その考えは正直、間違いじゃないと思います。(優勝は)非常に厳しいのでは」と応じた。

 理由について「特に投手陣が不安定ですよね。先発がいないし4番もいない。投打の軸がいない。ライバルの巨人は井端も含めて補強したけど、中日はいい補強ができていないのでは。巨人が群を抜いている。浅尾、岩瀬まで持ってこれるのか」と解説した。

 もちろんすべては、引退後も不変の中日愛が根底にあるようだ。谷繁元信兼任監督(43)について「緻密な野球をする。兼任は大変だと思うけど、経験も豊富だし必ずやってくれると思う」と熱いエールを送っていた。