阪神新井貴浩内野手(36)が13日、鹿児島市内の最福寺で毎年恒例の護摩行(ごまぎょう)を行った。

 護摩行は、燃え上がる炎の前で全身全霊を込めて不動真言を唱え、煩悩を焼き尽くす修行。新井貴にとっては今年が10年目の節目となった。時間は昨年同様1時間40分だったが、護摩木が昨年から1000本増えた3000本となり、火力が増した。顔を紅潮させながら不動真言を叫び続け、「慣れなんかひとつもない。倒れるかと思った。優勝して最高の1年にしたい」。

 最福寺の池口恵観法主(77)は、「(新井貴は)一番火が近い場所でやっている。よく頑張ってくれた。今年はみなさんに喜んでもらえるようなプレーをしてほしい」と話した。