阪神能見篤史投手(34)が15日、沖縄・宜野座村で自主トレを公開した。宜野座野球場では小宮山とともにキャッチボール。60メートル近い距離での遠投を披露し、順調な調整をうかがわせた。

 「チームとして優勝から遠ざかっている。いい年齢ですし、若い投手も(藤浪)晋太郎を筆頭に出てきているなかで、いいものを手本として見せることも大事。自分はそういう立場になってきたかな」。昨季は3月に行われたWBCに出場するため急ピッチで仕上げたが、今年は地に足をつけて勝負する。「(キャンプインの)2月1日からブルペンに入れるようにする」と青写真を描く。その先にあるのは開幕カードでの登板だ。3月28日から巨人3連戦(東京ドーム)でスタート。「気持ちはそこに持っていく」と自覚十分だ。