ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が15日、浦添キャンプで超特大弾を連発した。

 佐藤打撃投手を相手に行ったフリー打撃で18スイング、12安打で柵越えが8本。バックスクリーンへ3本打ったうちの1本は何とスコアボードを越える150メートル級のアーチとなった。左中間へもフェンスを越える場外弾を放っており、スタンドのファンもどよめいていた。

 「風だよ。でも日に日に自分のスイングになってきているね。毎年のペースに追い付いたかな」と、手ごたえは十分。フォローの風に乗ったとはいえ安打性が半数を超えていることで順調な仕上がりぶりがわかる。1月は逮捕されて準備が遅れたが、早くも取り戻した。22日、楽天とのオープン戦(浦添)では練習している一塁でスタメン出場の予定。「それまでに投手と2回ぐらい対戦できれば」と、調整プランを立てている。