<阪神6-5DeNA>◇10日◇甲子園

 阪神新井良太内野手(30)が「打」で貢献した。4回の第2打席では左翼線への二塁打でチャンスメークすると、6回は無死満塁で左越えの2点二塁打。9回も右中間への二塁打で、サヨナラ勝ちの口火を切った。

 「とにかく塁に出ないといけないと思った」。

 「走」の反省を忘れなかった。6回、同点に追い付いてなおも無死一、三塁。代打新井の時、DeNA三嶋のワンバウンドの投球を捕手がはじくと、三塁走者で果敢に突入した。わずかな距離であったため、本塁でアウト。

 アウトカウントなどを考えれば無理しなくてもいい場面で「勝って良かった。走塁ミスが流れを止めたので」と安堵(あんど)していた。