日本野球機構(NPB)は10日、プロ野球の公式戦で使用している統一球の飛びやすさを示す「反発係数」の測定検査で、規定より高い数値が出たと発表した。監督、コーチ、選手らの反応は以下の通り。

 ◆楽天星野監督

 俺らは感じていた。おかしいな、去年より飛ぶな、と。責任を取ってもらわないと。

 ◆ヤクルト小川監督

 最初から飛ぶと思っていた。異常なぐらい飛んでいましたから。

 ◆DeNA中畑監督

 やっぱり。飛ぶと思った。何で今ごろ。開幕前に確認をして、ちゃんとした数字が出ていないといけない。

 ◆ロッテ伊東監督

 飛んでいると思っていた。逆方向にこれだけ本塁打が出る状況というのは飛びすぎているということ。ただ、同じ条件なので、選手に頑張ってくれと言うしかない。

 ◆巨人原監督

 コミッショナーが出したボールで戦う。全く疑心はない。与えられたボールで戦うことに、何ら変わりはありません。

 ◆西武伊原監督

 飛び過ぎてないでしょ。去年と同じじゃない?

 去年は隠していたんだから、検査をすること、発表することはいいことじゃないですか。

 ◆阪神和田監督

 特別飛ぶという感じではなかった。昨年のことがあってからは、元に戻ったというか。

 ◆日本ハム栗山監督

 そのボールでやれと言われたら、命がけでやるしかない。そうやっているつもり。試合は平等なわけだから。

 ◆中日谷繁兼任監督

 ノーコメントです。

 ◆中日森ヘッドコーチ

 ナゴヤドームでも飛ぶようになったのかと思っていた。あそこまで飛ぶの?

 というのが何本かあった。捕手は打球が速く感じているようだし、打ってる打者が一番感じているはず。でもなんでそんなボールをつくらせているのか分からない。

 ◆ヤクルト真中打撃コーチ

 明らかに打高投低な感じがする。どうかなと思う打球がスタンドに入ったりするしね。

 ◆巨人川口投手総合コーチ

 今さら、ですね。逆方向のボールは伸びる。それでやっていくしかない。

 ◆楽天嶋(選手会長)

 開幕してから、捕手として、打ち取った当たりがフェンス際まで行くと感じていた。投手が一生懸命投げ、野手が懸命に打つ球。僕たち野球選手の生活に関わることだという認識を、もう1度、持って欲しいですね。

 ◆オリックス伊藤

 京セラドームのフェア地域の天井に打球が当たったりしていたし、右方向への打球が伸びたり飛ぶと感じていた。

 ◆ヤクルト・バレンティン

 自分では飛ぶ感じはなかったけど、試合を見ていて飛び方に変化があるなと思っていた。

 ◆日本ハム中田

 去年のボールと変わらない印象だった。投手はきついだろうなと思う。(ボールが違えば)攻めるコースも変わってくる。投手はかわいそう。

 ◆日本ハム大野

 難しい深刻な問題。これから選手会でも協議していくことになると思う。(基準が)二転三転することが一番良くないと思う。

 ◆ソフトバンク内川

 (昨年と違いが)まったくないとは言わない。守っていて、そう感じる時もある。

 ◆広島大瀬良(2試合に先発し、失点は3被弾による5失点)去年を知らないので…。これがプロの打球なんだと思っていました。どんなボールでも抑えられるように努力するだけです。

 ◆巨人村田(東京ドームで特大弾)

 そんなに大きな誤差ではないと思う。発表のタイミングについても自分は気にしていない。