<楽天12-0日本ハム>◇18日◇コボスタ宮城

 日本ハム中田翔内野手(24)が怒りをあらわにする場面があった。6回の第3打席で左腰付近に死球を受けると、マウンド上の楽天則本に向かって「2つ目やぞ」と左手でポーズを作りながら、にらみつけた。

 伏線は4回の第2打席にあった。この打席でも内角を攻められて、投球がユニホームをわずかにかすり死球。2打席連続に加え、昨年8月21日の同地の同カードでは、左手甲に死球を受け戦線離脱する悔しい思いもあった。乱闘騒ぎには至らなかったが、4番の強烈な“にらみ”も効果なくチームは大敗。試合後、冷静さを取り戻した中田は「全然、大丈夫」と落ち着いた表情で帰りのバスに乗り込んだ。