18日の阪神戦(甲子園)で右の手のひらに打球を受けて2回途中で降板したヤクルトの「ライアン」こと小川泰弘投手(23)が20日、出場選手登録を抹消された。念のため、21日に都内で検査を受けることも発表された。

 打撲と軽症の見込みで、当初は抹消させない方針だった。だが、川端チーフトレーナーは「少しずつ良くはなっているけど、思ったほど痛みが引かない。悪くなっているわけではなく、10日以上空けた方がいいのではという判断。(病院には)東京に帰ったら、状況を見て行こうかという話はしていました」と説明。小川監督も「2日たってもあまり変わらない。どうせ登板をずらすから(抹消しても)多少の違いになるだけ。特別長引くわけではない」と話した。

 小川は、甲子園で患部を電気治療しながらウオーキングなどで調整した。外野フェンスに向かって左手でボールを投げるなど、体を動かしたくて仕方がない様子。「左手を使う機会がないので、今のうちにやっておこうかなと。(右手で)投げたいですね。痛みはそんなに変わらないです。明日病院に行きますが、腫れもひいているし、何もなければ大丈夫」と話した。