2軍落ちしていた中日大野雄大投手(25)が、13日から敵地で戦うDeNA3連戦で先発復帰することが決まった。

 4月26日のヤクルト戦(神宮)で初回、3安打3四球で5失点と乱れてKOされ、「チームの和を乱す」(友利投手コーチ)と、試合中の新幹線で名古屋に強制送還されていた。

 降格直後の2軍の初戦でもいきなり先頭打者に四球を与え、「情けなかった」とくちびるをかみ、以後100球以上の投げ込みなどで立て直してきた。12日はナゴヤドームの投手練習に合流。今季5戦3敗で初勝利を目指すマウンドになるが、「いろんな方に話も聞かせてもらって、ストライクが入らない精神面、技術面ともにしっかりやってきました。今DeNAには勢いがありますが、目の前の打者を1人1人しっかり抑えていきたい」と変身披露に自信を見せた。