<ウエスタン・リーグ:中日1-2広島>◇29日◇ナゴヤドーム

 右肘関節内側の側副靱帯(じんたい)損傷からの再起を期す中日浅尾拓也投手(29)が9回から登板し、1イニングを無安打無失点だった。

 先頭の土生を遊飛に仕留めると、美間を133キロフォークで遊ゴロ。最後は磯村から133キロフォークで空振り三振を奪った。これで2軍戦は5試合連続無失点となった。

 久しぶりのナゴヤドームで大歓声を浴びてマウンドに上がった浅尾は「ありがたいですね」と笑った。肘の状態については「良くなかったら投げていない」。この日は1軍首脳も視察したが「上がる、上がらないは自分で決めることじゃない。チャンスの時に万全で上がれるようにしたい」と話した。