肋骨(ろっこつ)骨折などで長期離脱中の阪神西岡剛内野手(29)が7日、負傷後初めて、甲子園でフリー打撃を行った。

 オリックス戦の試合前練習が始まる前に感触を確かめるように左打席でスイング。1軍ナインも見守るなか、無人の右翼席に柵越えも披露した。「いい感じやね。大まかな痛みは消えています。昨日、監督と話をして、外で打たせてくれるとのことだった。試合がある選手の練習する前でリハビリしている僕が打つのはどうかと思ったけど、配慮してもらった。個人的にはいい練習ができました」と振り返った。

 関川、高橋両打撃コーチらが打撃をチェック。和田監督も「段階的に左で打てるようになってきたということ。右はまだ」と説明した。今後は早期の実戦復帰を目指す。西岡は3月30日巨人戦(東京ドーム)で守備中に福留と激突して救急搬送され、同箇所などを負傷していた。