<中日2-5日本ハム>◇9日◇ナゴヤドーム

 日本ハム陽岱鋼外野手(27)が5回の攻撃で走塁中に左膝裂傷のため、直後の守備から大事をとって途中交代した。試合中に治療のため名古屋市内の病院へ向かい、11針縫った。5回先頭で中前打で出塁後に無死満塁となり、三塁走者として大引の三ゴロで本塁に突入。スライディングした際に負傷した。

 陽は1回に先制打を放っていた。1死三塁の好機で左前適時打。カウント1-2からの4球目をとらえ、しぶとく三遊間を抜き、自身4試合連続の適時打。「(2ストライクと)追い込まれたところで二遊間が後ろに下がったので、センター返しとか内野手の間を抜いていくイメージを持っていた。先制できて良かったですね」と振り返った。