ヤクルト小川淳司監督(56)が10日、田中浩康内野手(32)のサプライズ起用を示唆した。

 チームは11日の楽天戦に備えて仙台入りし、午後にはコボスタ宮城で全体練習を行った。一塁は畠山が左太もも裏を負傷して離脱している。相手先発が左腕の川井ということもあり「出場機会が恵まれない中で結果を出している。チームの得点力に変えていければ」と、本職が二塁の田中浩を一塁で起用する考えを明かした。

 練習で一塁でノックを受けた田中浩は「一塁はアマチュアでもないです。プロで一塁をやるとは想像もしたことがなかった」と苦笑い。それでも「誇りを持ってプレーしたい。全部、頑張ります」と気合を入れた。