<日本ハム2-11巨人>◇12日◇札幌ドーム

 日本ハム中田翔内野手(25)がアフリカの野球少年に、おとこ気あふれるサプライズプレゼントを贈った。

 試合前練習に、西アフリカのサハラ砂漠の南に位置する内陸国、ブルキナファソからゼブレ・セドゥ・ヘンザ・セイドリック・ジニオ内野手(18)サノー・アミール内野手(17)カファンド・アミール投手(16)サノー・ウセニ・ファリードゥ投手(16)が訪問。4選手はブルキナファソの首都ワガドゥグにある「グンゲンクラブチーム」に所属しており、日本の独立リーグ入りを目指して来日中。食い入るようにプロ野球選手の一挙手一投足をみつめていると、中田が自身の試合用バットを4選手に1本ずつ手渡した。

 感激の面持ちの4人に「バットを振って、居心地のいいところがポイント」などと、実際にバットを手に身ぶり手ぶりを加えながら即席指導も実施するなど、心温まる交流を深めた。さらに、日本ハム選手会からは4選手を通じて同国野球連盟へ野球用具を寄贈。選手会を代表して大野選手会長が各選手が使用済み、あるいは未使用のシューズやウエア、皮手袋などを箱詰めしたものを贈った。