楽天は2日、大久保博元2軍監督(47)が監督代行を務めることを発表した。腰の手術を受け休養中の星野仙一監督(67)に代わり、1軍の指揮を執る。安部井チーム統括本部長は1日のオリックス9回戦で同カード9連敗を喫した後、深夜0時過ぎに決定したと説明。理由を「オリックスに勝てていないというのはある。そこで負けてしまったのは1つの要因。現状を変えられるのは大久保さんしかいないとなった。球団社長と話し合いをして決めた」と話した。

 これまで監督代行を務めていた佐藤義則投手コーチ(59)は、1軍投手コーチに専念する。2軍は、酒井勉チーフ投手コーチ(51)が監督代行を務める。

 ◆大久保博元(おおくぼ・ひろもと)1967年(昭42)2月1日、茨城県出身。水戸商から84年ドラフト1位で西武入団。92年巨人に移籍。捕手としてプロ10年間で41発を放ち、95年に引退。引退後はテレビ解説者などで活動し、プロゴルフにも挑戦。愛称「デーブ」。08年に西武入閣後、オフに編成部へ。10年から2軍打撃コーチ。12年から楽天1軍打撃コーチ、同年オフに2軍監督に就任。