張本勲氏が6日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。前日5日のロッテ戦で2本塁打を放った二刀流の日本ハム大谷翔平投手についてコメントした。

 「迷うことは迷いますよ」。

 これまで同氏は一貫して「投手一本でやるべき」と言い続けてきた。昨年6月の放送では「このままでは中途半端で終わる。ピッチャーで5勝、バッターで2割8分くらい。どっちかに決めないと。150キロを投げられるピッチャーはそうそういない。(投手専念なら)相当な選手になる」と話していた。

 しかし2年目の今季、ここまで最速160キロをマークするなど投手で7勝、打者で5本塁打、打率2割9分2厘の好成績。投打とも着実に成長の跡を見せている。

 ただ、相手投手の攻め方が甘い点を指摘。ゲスト出演した高木豊氏も「他球団(の投手)が優しく育てていますね。なめられますよ」と話した。それでも高木氏は「素晴らしい素質を持っている。(投手か打者かは)もうその話はいいです。このままやれるところまでやったらいい」と二刀流続行を支持した。

 最後に張本氏は「10勝10本以上と言ってきたけど、15勝20本以上」と二刀流承認のハードルを上げてこの話題を締めた。