楽天星野仙一監督(67)が18日、今季限りでの退任を発表した。

 星野監督は、三木谷オーナーと仙台市内の球団事務所で会見に臨み「直接の原因は成績。しかも私が2カ月戦場から離れた。ファンや球団に迷惑をかけた。オーナーや社長から、そんな事言わずにもう1年、何年でもいいからと諭されたが、勝負師としてシーズンを離れることはあってはならないと(思い、退任を)決断した」と、パ・リーグ下位に沈む成績不振と病気で一時戦列を離れたことを退任理由に挙げた。

 星野監督は、国指定の難病である胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症に椎間板ヘルニアを患い、手術のために5月末から戦線離脱。約2カ月ぶりとなる7月25日(日本ハム戦)に復帰を果たしていた。

 11年に楽天の監督に就任した星野監督は同年5位、12年は4位、3年目となった昨年は、田中将大(現ヤンキース)を中心に球団初となるリーグ優勝、さらに、日本一に輝いた。

 昨年オフには、新たに3年契約を結んでおり、今年がその1年目だった。