ヤクルト小川淳司監督(57)が22日、成績不振の責任を取り、今季限りで辞任することを表明した。

 全体練習前の午前中に、都内の球団事務所を訪問。衣笠球団社長兼オーナー代行と話し合い、今季限りで退任する意向を申し出た。会談後、小川監督は「昨季、今年と最下位にいる責任ということで辞意を伝え、受理されました」と語った。

 小川監督は10年にシーズン途中から監督代行を務めてチームをまとめ上げると、翌11年の監督就任後から2年連続でクライマックスシリーズ(CS)に進出するなど手腕を発揮した。だが昨季は最下位に低迷。1年契約で臨んだ今季も56勝74敗3分けで最下位に沈んでおり、すでに2年連続Bクラスが確定していた。

 残り試合に関しては、最終戦となる10月6日のDeNA戦(神宮)まで指揮を執ることになった。これにより、来季監督は生え抜きの真中打撃コーチが昇格する運びになると見られる。