<広島1-3ヤクルト>◇28日◇マツダスタジアム

 ヤクルト小川泰弘投手(24)が、2年連続2ケタ勝利に王手をかけた。

 1回無死満塁など毎回のように走者を背負ったが、粘り強く8回1失点にまとめて9勝目を手にした。

 小川は「初回のピンチをゼロで切り抜けて、ピンチになっても小さくならず、1球1球集中してコントロールに気をつけて投げられたので良かった」と笑顔。

 初回に自己最速を更新する150キロを計測したことにも「初めてです」と喜びつつ「高校時代から出してみたいというのはあったけど、目標じゃない。あくまでキレとコントロールがあったうえで、球速がついてくればいいと思います」と冷静だった。