楽天立花陽三社長(43)が16日、日本ハムからFA宣言した大引啓次内野手(30)と都内のホテルで交渉を行った。「複数年を提示させてもらった」と先に交渉したヤクルト、オリックスと同等以上の条件でオファーをしたとみられる。

 午後6時すぎから行われた話し合いは懐石料理を食べながら行われた。お酒も入り、約2時間20分の交渉は盛り上がった様子。大引は「社長は思っていた以上に明るい方。1度お会いしたいと思っていた。ラグビーの話をされたり、野球への思いなどを聞けた。野球人として勉強になりました」と笑顔だった。

 立花社長も「ざっくばらんに話ができました。恋愛と一緒で、誠意を持って交渉しても相手がどう思うかは分からない。自分の言葉で伝えることができた。今後のことはご縁だと思う」と話した。