<社会人野球東京大会>◇10日◇予選リーグ◇大田スタジアムほか

 トヨタ自動車(愛知)の最速152キロ右腕、祖父江(そぶえ)大輔投手(23=愛知大)が、日本通運(埼玉)戦に登板した。予選リーグでの敗退が決まっていたが、前日に続き先発。「毎日走り込んできた成果が出たと思う」と8回1失点自責0の好投で、4-1の勝利に貢献した。今季最初の公式大会を終え「大事な試合を任される投手になりたい。最終的にプロに行くのが目標です」と今季の意気込みを語った。

 またJX-ENEOS(神奈川)のドラフト候補、大城基志投手(23=名桜大)も日本新薬(京都)戦に先発、7回3分の2を投げ9奪三振の力投を見せた。チームは3-0で勝ち、予選リーグ3連勝で11日の準決勝に進出。大久保秀昭監督(41)は「負けたら(予選で)終わり、という試合で粘り強く投げてくれた。先に点をやらなかったことは評価できる」と期待の2年目左腕をたたえた。