<東京6大学野球:慶大5-4立大>◇第1週最終日◇9日◇神宮

 慶大が連日の逆転勝ちで連勝し、初勝ち点を挙げた。1点を追う8回に内野ゴロで追いつくと、なおも続いた1死満塁から代打の鈴木裕司内野手(4年=慶応)が走者一掃の二塁打して3点を勝ち越した。鈴木裕は「いつ呼ばれてもいいように準備はしていました。外のまっすぐです」と価値ある一打を振り返った。

 もっとも、9回裏に1点差に詰め寄られ、計20選手を使う辛うじての逃げ切り勝ちだった。江藤省三監督(70)は「立大戦はもつれるねえ。鈴木がよう打ってくれましたよ」。3時間48分の戦いに、疲れを隠せなかった。