<オープン戦:中日6-2ロッテ>◇6日◇ナゴヤドーム

 中日3年目の藤井淳志外野手(26)が、6日のロッテ戦(ナゴヤドーム)で頭部に死球を受け、途中退場した。6回表の守備から途中出場。8回裏に1点勝ち越しなお無死一塁の打席で、ロッテ6番手・ルーキー伊藤のワンボールからの2球目を頭部に受けた。ヘルメットが割れ破片が飛び散中、その場に倒れ込んだ。一塁側ベンチから飛び出した落合監督らが見守る中、担架で退場。救急車で名古屋屋市内の病院へ直行した。検査で異常が見つからなかったのが救いだった。

 藤井は、故障離脱中の森野の復帰が遅れた場合の、中堅のレギュラー候補。前日5日の巨人戦(ナゴヤドーム)でも右中間三塁打を放つなど、アピールを続けていた。高代野手総合チーフコーチは「意識はあった。大丈夫だろう」と話した。伊藤は「危険球退場」となった。