<オープン戦:中日2-6西武>◇12日◇浜松

 中日川井進投手(27)が、開幕ローテ争いから脱落した。12日の西武戦でオープン戦3試合目にして初めて先発。3回、G・G・佐藤に先制ソロを浴び、オープン戦の連続無失点が9イニングでストップ。4回には中村に左越え2ランを被弾し、結局5回8安打4失点。初黒星もついた。

 川井は「最初の1発を打たれて、動揺というか、どうやって打者を打ちとるか、マウンド上で考えてしまった。打者1巡後に打たれたことを反省しないといけない」と無表情で話した。

 昨季は2軍でチーム最多の64回1/3を投げ、ファーム日本一に貢献。今季は1軍スタートのキャンプから先発の座を目指してきたが、先発6番手を争う吉見、チェン、山本昌に大きく遅れをとった。川井は「周囲は気にせずに自分なりの投球をやっていきたい。次にチャンスがあればですけどね」と寂しげだった。