<オープン戦:中日2-6西武>◇12日◇浜松

 セットアッパー最有力の中日中里篤史投手(25)が、シーズン想定の連投テストに合格した。12日、西武とのオープン戦で前日11日に続き最終回に登板。赤田を左飛、平尾と栗山を中飛。スピンの効いた直球で外野フライ3つに仕留め、わずか6球で料理した。「連投はオープン戦で1度やりたいと思っていた。昨日と同じ相手だったし、肩の状態もいいのでよかった」と話した。

 沖縄キャンプ中からセットアッパーとしての起用を想定し、連投テストを志願していた。実際に連投したのは中日投手陣で初めて。同じ相手に2日続けて結果を出したことで、西武に移籍した岡本の代役として大きなアピールとなったとようだ。

 これでオープン戦4試合4イニングで無失点。ライバルのクルスが右ひじ靱帯(じんたい)損傷で開幕が絶望的となる中で、存在感を際立たせた。