中日川上憲伸投手(32)が30日、フリーエージェント(FA)権を初めて取得した。97年、明大からドラフト1位で入団して11年目。「シーズンは野球に集中する。FA権をとったといっても大きく変わることはない。まだ(開幕して)早すぎますから」と話した。開幕前には「プロ野球のルールの中で一生懸命やってきた証(あかし)。これは権利だから十分に考えていきたい」と話しており、オフまでの約半年間、権利の行使も含めて熟考することになる。

 西川球団社長は「FA権は選手の権利だから行使するか、しないかは選手の意意思次第。ただシーズン中に話し合い(残留交渉)はやらないと思う。チームに残ってほしいというこっちの立場は伝えるが、だからといって金額には反映しない」と話した。FA権を取得した選手に対しては、引き留めのために年俸を引き上げないスタンス。昨オフは米大リーグカブスに移籍した福留、FA権を行使せずに残留した岩瀬に対しても同じ方針で交渉している。