投手陣も「AK」がリーグ戦を引っ張る。阪神金村暁投手(32)は25日、今季初めて1軍練習に合流。26日のウエスタン試運転を経て、先発スタッフ入りすることが濃厚。中日と9戦、巨人と6戦が控えるシビアな7月は、金村と安藤の2人が鍵を握る。

 阪神金村暁は、リーグ戦再開を控えて、巻き返しを誓った。24日は鳴尾浜でトレーニング。タテジマでの1軍初昇格も近づきつつあり、決意も新た。「投げていないときでもモチベーションを持ってやっていた。早く1軍で貢献したい」と意気込んだ。

 金村は昨年、通算88勝の実績を買われて日本ハムからトレードで移籍。先発陣の一角として期待されていた。しかし、開幕前の3月8日西武戦(皇子山)で左太もも裏の張りを訴えて登板回避。2軍でリハビリを続けたが、回復後も調子が上がらず苦しんでいた。

 25日の練習に参加したあとは、26日のウエスタン中日戦(鳴尾浜)で調整登板する予定。金村は「今までの分を取り返すチャンスはあると思う。挽回(ばんかい)できると思う」と話す。7月1日からの中日3連戦(甲子園)での先発デビューを目指す。