<中日5-1巨人>◇4日◇ナゴヤドーム

 200勝を達成したスタンドには中日山本昌投手(42)の父・巧さん(74)、母・幸子さん(69)の姿があった。プロ入りから25年間、登板日には必ず幸運を呼ぶという四つ葉のクローバーを摘んできた。この日も神奈川の実家を出発する前に幸子さんが探したが、見つからず。それでも幸子さんは「199勝の時も見つからなかったから」と信じていた。そしてついに達成。巧さんは「いい指導者にめぐまれたこと。体が丈夫だったこと。そして運が強かったからできたんでしょう」と感慨深げだった。