北京五輪野球代表の阪神藤川、矢野、新井が帰国。3人は26日中日戦(甲子園)からチーム合流予定だが、首脳陣は蓄積された疲労を考慮し、スロー発進させる方針だ。中西投手コーチは藤川の起用法について「1カードに1試合ぐらいがいいな。背負っていたものも違うし、ボールを見ても疲れを感じる。(26日からの)中日、巨人戦を1試合ずつで行けば、(9月2日からの)横浜、広島戦から普通に入れるからな」と話した。

 球団関係者は3人の現状についてこう説明する。「北京組については日々連絡があった。練習休みならどんなメニューをこなし、故障個所の張りはどうなったなど。野球をできる状態にはあると思うが現地で本人の想像以上に気が張ってプレーしていると思う」。26日までにトレーナーが3人の状態を確認し、実戦出場のペースを決める予定。

 岡田監督は「明日1日休んでやな。うまく切り替えてな。これは(五輪選手)全員やけど」と3人を気遣った。