腰の疲労骨折が明らかになった阪神新井貴浩内野手(31)が27日、兵庫県鳴尾浜の球団施設内でリハビリを開始した。前日には北京五輪日本代表の星野仙一監督(61)が「私の責任。阪神と阪神ファンに申し訳ない」と謝罪のコメントを出したことに、新井は「星野さんは悪くない。悪いのは全部自分」と話した。

 午前中から球団施設内で電気治療、マッサージなど4時間超の治療を行った。帰り際愛車に乗り込む直前、新井は立ち止まって「今だから言うけど、北京に行って(骨が)折れた訳じゃない。6月中旬から折れていたと思う。(25日に)折れたと分かって、そう思った。(そのころと比べて)痛みも変わらないし」と話した。「(阪神でも)トレーナーにずっと止められていた。『限界を超えているから(試合出場を)やめてくれ』と言われているのを、振り切って試合に出ていた。自分自身が一番悪い」。何度も自分の非をアピールした。

 今週いっぱいは治療を続け、痛みを軽減させる予定。状態が良化すれば、来週にもウエートトレーニング、屋外リハビリも開始する方針だ。