甲子園球場の外周床面レンガに、自分の名前を刻む企画「甲子園ネーミングブリックメンバース」は8日に募集が始まり、阪神の平田2軍監督と木戸、中西両コーチがPR役を務めた。先着3万人の募集に対し、午前10時の受け付け開始から約2時間でホームページに7万5000アクセスが寄せられるなど注目度が高かった。

 高校時代に甲子園大会で優勝経験がある木戸コーチ(PL学園)と中西コーチ(高知商)は「人生の半分以上をこの球場で過ごしている。育ててもらった球場に名前を刻めるすばらしい企画」と声をそろえた。平田監督(長崎海星)は「わたしは優勝していないが選手宣誓をした。優勝よりも貴重だ」と負けん気?

 をにじませながら「10年も名前が残るのだからすごい」と声をはずませた。

 リニューアル完成に向けての特別企画で、クーパースタウンなど米大リーグの球場施設を参考に実施される。日本高野連顧問の佐山和夫氏が発案し、星野仙一SDも同様のアイデアを披露していた。

 ◆募集要項

 料金は税込み2万100円で、先着3万人限定。レンガは縦23センチ×横11センチで、アルファベット大文字、数字、記号を1行最大16文字で3行刻印できる。甲子園球場外周(スコアボードから右翼席後方)の床面に、2010年3月のリニューアル完成時から19年11月末まで設置される。申し込みは甲子園球場ホームページ(hanshin.co.jp/koshien/)内の特設コーナーから。詳しい問い合わせは入会受付事務局

 電話06・6445・3190(平日午前10時~午後6時)まで。