ソフトバンクから戦力外通告を受けた山村路直投手(30)が10日、米球界に挑戦する意向を表明した。25日から米アリゾナへ渡って4日間、トライアウトを兼ねたウインターリーグに参加する予定。「(ウインターリーグとは)別に、代理人を通じて複数の球団からマイナー契約の話ももらっている。大学時代(九共大)から国際試合に投げていて、海外に行くのは夢だった」と話した。

 山村は九共大から00年にドラフト1位でダイエー(当時)に入団したが、相次ぐ故障に苦しみプロ8年間で通算2勝(2敗)にとどまり、昨年11月に戦力外通告を受けた。同月には国内で12球団合同トライアウトに2度参加。合格は得られずも最速147キロをマークしていた。

 この日は北九州市内で九共大OBによる「選手との集い」に参加。母校の先輩・柴原からも「山村がメジャーに挑戦する。僕ら以上に応援をお願いします」とエールをもらっていた。

 [2009年1月11日11時2分

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